【リスティング広告】広告が表示される仕組み
広告が表示される仕組み
SEOと同じようにGoogle広告のようなリスティング広告でも広告文が掲載順位の上部にある方がクリックされやすく、ホームページへの誘導効果も高まります。
広告掲載順位は以下の『広告ランク』に基づいて決められています。
広告ランク=入札単価×品質スコア
※Yahoo広告では品質スコアではなく品質インデックスと呼びます。
登録するキーワードに対するオークション(入札制度)で、1円でも多く入札している広告主の広告をほかの広告主よりも上に表示するというルールだけでは、予算が豊富にある企業が有利になってしまうということから、この『広告ランク』という仕組みが導入されています。
具体的な例を挙げてみましょう。下の表にA社、B社、C社という3社の広告主がいます。
入札価格はB社が一番高く、次にA社、C社の順になります。しかし広告の掲載順位は、広告ランクの高い順に決められています。この3社の場合C社の広告ランク(240)が一番高く、その次にA社(200)、B社(180)の順になっています。
従って広告の掲載順位も、C社→A社→B社という順番になります。
重要なのは、入札単価が競合他社より低くても、品質スコアを上げて広告ランクを高くすれば掲載順位を上位に表示できる点です。
これはすなわち、少ない予算でも集客が可能であることを意味しています。
大企業のように潤沢な広告予算がない中小企業、個人事業主であれば、入札単価をあげて広告ランクを上げるより、品質スコアを上げた方が費用対効果の高い集客が可能になるのです。
品質スコアの理解
Googleは品質スコアの詳細な算出方法を公開していませんが、何をチェックして品質スコアを算出しているかは明確に公表しています。
・キーワードの推定クリック率(CTR)
・表示URLの過去のクリック率(CTR)
・アカウントの過去のデータ
・リンク先のページの品質
・キーワードと広告の関連性
・キーワードと検索語句の関連性
・地域別での検索結果
・サイトでの広告の掲載結果
・ターゲットにしている端末
これらの要素の中で、広告主が改善しやすいものは「クリック率」「リンク先のページの品質」「キーワードと広告の関連性」の3つです。さらにこの3つでもクリック率が品質スコアに大きく影響します。
まとめ
今回は簡潔にまとめましたが次回は実際に支払う金額や具体的な品質スコアの改善方法などもご紹介していきます。最後まで読んで頂きありがとうございました。